La Resurrección De Los Creyentes ~信仰者の復活~

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「ならば、拙僧は神の剣となり、異教徒やビーブリストから伝道に努める皆を守ろう」 「俺もだ。伝道を阻もうとするような輩は、俺がこの拳でぶっ倒してやるぜ!」  すると、剣の達人アルフォーンと拳闘士のダイゴも、彼ららしい神への奉仕の仕方をそれぞれの言葉で口にする。  騎士の家の出や武術の嗜みのある者が多いためか? どうにも我らのグループには軍隊めいたところがあるようだ……。  だが、それは今後、異教徒の地で宣教を行なってゆくに当たり、大きな強みとなるであろう。 「ともかくも、まずは預言皇に謁見し、我ら独自の修道会開設の認可を与えていただかねば……会の名前はそう、〝イェホシアス会〟だ!」  各々に自らの決意を表明した後、イェホシアや十二使節達も祭儀で酌み交わしたという赤ワインを、ピエルドが皆のグラスへと注ぐ。 「我らはここに誓う! 我らの手で神の家を建て直さんことを!」 「神の家を建て直さんことを!」×6  そして、我の音頭で杯を天に掲げると、同志七人、改めて伝道の誓いを立てたのであった――。  編者追記:  〝モン・メルクリの誓い〟と呼ばれるようになるこの礼拝式に集まった七人は、後に預言皇の認可を得て〝イェホシアス会〟という修道会を開き、各地に宣教師を派遣することで預言皇を頂点とするレジティマム(正統派)教会の尖兵として、ビーブリストの宗教改革運動に対抗してゆくこととなる……。 (La Resurrección De Los Creyentes ~信仰者の復活~ ラ・レスレクシオン・ド・ロス・クレエンテス 了)
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