どうしても、ひかれあう、運命。

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 ある時、オレたちは決別した。  ・・・もう絶対に会うことはないだろう。  別れ方は、本当に、引き剥がされたようなかんじだったから、ろくにさよならも言えなかった。  少しくらいは別れの挨拶をさせてくれても良かったのに・・・。  ・・・・・・ーーでも、いいや。  これから、静かで平穏な日が訪れるんだから。  新しい僕のパートナーは、本当に静かなやつだった。  最初はその穏やかさに幸せすら感じていたが、時が経つにつれて、だんだんあいつが恋しくなるようになった。  あいつのいる日々は、騒がしくとも充実していて、今思えば、あいつとの思い出は口げんかだけではなかった。  辛いことも、楽しいことも、共に乗り越えた仲間だったのだ。 ************************  ある時、私達は決別した。  ・・・もう2度と会うことはないでしょう。  無理矢理っぽい別れ方だったから、あいつにお礼も文句も言えずじまいだった。  ちょっとくらい、さよならの時間も欲しかった。  ・・・・・・ーーでも、これでいいのかな。  これから、あいつの顔を見なくて過ごせるんだし。  新しい私のパートナーは、無口でぶっきらぼうなやつだった。  最初はその無口さにも感謝していたが、時が経つにつれて、だんだんあいつに会いたいと思うようになった。  あいつは、目まぐるしく過ぎていく日々を、より豊かにしてくれていたのかもしれない。あいつとの思い出は、今でも全て鮮明に覚えている。  辛いことも、楽しいことも、共に乗り越えた仲間だったのだ。
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