5章-①

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 妹を同級生の癇癪により、教室から突き落とされ亡くした。何も対策をしなかった学校とその保護者に対して強い憎しみを持っている。病気によるものだと。多分障害があったのだろうと保護者の間で噂されていた。しかし家族がそれを逆手にとって開き直っていた。妹の葬儀を妨害してきた。  ある案件のターゲットの家族にその妹の同級生だと分かり、すずらん含む特定班によって制裁することが出来た。  制裁した時ドーパミンがドバドバでた。不幸になって嬉しいと。これから後ろ指さされながら生きていくのが確定したんだ。メシウマざまぁと。自分の手で制裁出来たと。  解決してもなにかの拍子で妹が亡くなった時のことを思い出しては、憎しみのマグマが湧いてくる。  多分一生消えないことだろう。 「すずらんさん、ちょっと落ち着いてくださいよー。深呼吸してください」 「ほんとこういうの絡んでくるとすずらんさん容赦ないですからね。気持ちは分かりますが」
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