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息子はそれの尻拭いを父としていた。
「刑務所のお世話になる人ってね、精神的、知的、発達障害をかかえている率高いのよ。いわゆる累犯障害者っていうの」
「だからといって被害者にとってはそんなの関係ありません。病気だろうがなんだろうが、やった業を背負って生きてもらわないと。過去の行いと言動は入れ墨のように消えませんから。まして今回のターゲットは未成年でしょ? 家族も就職や仕事に影響するでしょうけど、そんなの知ったこっちゃありません。むしろ厳しくしないと、今後の彼らの人生のためにもなりませんから」
すずらんは切り捨てるような口調に、みみずくとすいせんに緊張感が走る。
「ほーら、またすずらんったら……気持ちは分かるけど妹さんの件と分けて考えて」
「だからなんです? 障害者だろうが病人だろうがやった事実は事実。それにあんな連中がいる以上、撮り鉄のイメージは一生下がりっぱなし。私達は依頼人を泣き寝入りさせないでしょう?」
すずらんの口調がさらにヒートアップしていく。
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