12月

4/10

11人が本棚に入れています
本棚に追加
/103ページ
[9日・11日・12日]  主人公は全ての植物生命を統治する〔至高の存在〕と対面を果たす。怒りの聖樹を読了した。映像化は困難だと思われるが、それは、小説としての完成度が高い証しでもある。終点下車。職場に向かう道中、牛丼屋に寄る。大盛り、ならぬ、朝定食を腹におさめた。今後は「一日二・五食」(平日のみ)でやってゆこうと考えている。近くのファーストフード屋に入り、百円コーヒーを飲んだ。  ケロニ屋のガトーショコラを食べた。コーヒーが欲しいが、我慢する。ゴミを始末してから、休憩場所へ移動した。先客なし。長椅子に腰をおろし、聖樹の解説を読んだ。担当は新井素子先生。奥付には「昭和五十七年九月三十日 初版発行」と記されていた。当時、俺は8歳。あの頃に戻りたい…などとは少しも思わない。愉快な記憶よりも、愉快な記憶の方が圧倒的に多いからだ。  北極圏の続き。先住民族の知恵、天然の冷蔵庫「コアウチ」に感服する。消費電力はもちろんゼロ。地元駅下車。飲食街の居酒屋に足を進め、テイクアウト商品(刺身四種)を買った。帰途、弁当屋に寄り、おにぎり弁当を買った。スーパーとコンビニも寄った。夕刊紙(ゲンダイ)の見出しは「〔敵基地攻撃〕こそがお花畑」であった。酒食の後に『MM9』(の第12話と最終話)を観るつもりである。 ♚『告白的女優論』の監督。吉田喜重さんの御冥福をお祈り申し上げます。  明け方の夢。銀幕(スクリーン)に「さびれた宿場町」が映し出された。あかなめ食堂の亭主が、ちい○わ、ハ○ワレ、う○ぎそっくりの三存在といっしょに、廃屋の庇を借りて、雨宿りをしていた。気がつくと、国際山岳デー(の朝)になっていた。枕時計が「8時」を示していた。洗顔後、湯を沸かした。ホイップドーナツを食べながら、インスタントコーヒーを飲んだ。屋内の吊るしものをバルコニーに移した。  愛機起動。エブリスタを呼び出し、写真帖の編集を始めた。終了後、エキサイトを呼び出し、日記の転載をやった。シャットダウン視認後、身支度を整えた。最後のカギをかけてから、自室を離れた。階段を下り、隣り町の方角へ歩いた。ぽつぽつと落ち出した雨粒を持参の傘で防ぎながら、歩行を続けた。 cf3ce830-816b-4273-98e7-85fb9542f193  貸しDVD屋に足を進め、借りていたものを返却箱におさめた。検索機を操作して、必要な手続きを済ませた。今週観るものを借りてから、店を出た。幸い、雨はやんでいた。帰途、新本屋に寄り、新本を二冊買った。作者や出版社にプラスになる形でお金を使いたいと思う。弁当屋に寄り、幕の内を買った。  自室に戻った。出かける前にバルコニーの吊るしものを取り込んでおいて正解であった。さもなくば、していた。天気予報に感謝したい。NHKラジオ第1の「新日曜名作座」を聴きながら、腕立て伏せをやった。本日の演目は、宮部みゆき原作の『砂村新田』であった。二日分の髭を剃り、温水を浴びた。 ♞今宵の酒は「DAIYAME」の水割り。肴はたこのぶつ切りとまぐろのたたき。  車両に乗り込み、座席に腰をおろした。この時季、夜明けは車内で迎えることになる。大和書房の「おいしいアンソロジー お弁当」を開いた。木内昇の『弁当三十六景』と向田邦子の『お弁当』を読んだ。終点下車。職場に至る道中、牛丼屋に寄る。朝定食の一番安いやつを腹におさめた。入金機に買物カードを挿し込み、千円分をチャージした。時間がないので、コーヒーは諦める。  食堂に行き、百円コーヒーの券を買った。ケロニ屋のガトーショコラを食べながら、コーヒーを飲んだ。ゴミを片づけてから、休憩場所へ移動するのが、いつものコースだが、今日はあって、読書も仮眠もできなかった。予定が崩れるのはあまり好い気持ちではないけれど、まあ、こういう日もあるさ。  北極圏の「六月十三日~十二月十四日」を読む。リーダー犬アンナの驚異的生命力。数分遅れで地元駅に到着した。改札を抜けて、飲食街へ足を進めた。居酒屋に行き、テイクアウト商品を眺めた。刺身四種と鱈子の味噌漬け焼きを買うことにする。女将さんに代金を渡し、店を離れた。帰路の途中、コンビニに寄った。夕刊紙の見出しは「国と国民を守りたいなら辞めてくれ」であった。 ♚アニソン界の帝王、永眠。水木一郎さんの御冥福をお祈り申し上げます。
/103ページ

最初のコメントを投稿しよう!

11人が本棚に入れています
本棚に追加