12月

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[13日・14日・15日]  アンソロジーを開いた。池部良の『敗戦は日の丸弁当にあり』の続き。出演映画は何本か観させてもらっているが、随筆家としての池部さんの作品に触れるのは今回が初めてである。読後、終点までうつらうつら。ラジオを聴きながら、職場まで歩いた。話題は「五輪汚職は個人の問題なのか」について。牛丼屋に寄り、溶き卵をぶっかけた丼飯をかき込む。我が胃袋は今日も活発だ。  販売機に買物カードを挿し込み、剣を、否、を買った。ケロニ屋のクリームパンを食べながら、百円コーヒーを飲む。働きの後に飲むコーヒーの味はなかなか旨い。休憩場所の長椅子に腰をおろし、北極圏の「十二月十五日」を読む。犬橇旅行(植村さんは「激しい旅」と表現している)後半戦の開始である。刹那の夢。等身大ギガスが〔甘味処 あるぷす〕を来年オープンするらしい。  車中で、椎名誠の『早弁の発作的追憶』と池波志乃の『赤いアルマイトのお弁当箱』を読了した。地元駅下車。近傍のデパートで日用品を買ってから、飲食街の居酒屋を訪れた。造り立ての刺身四種をテイクアウト。帰路の途中、弁当屋とコンビニに寄った。夕刊紙(ゲンダイ)の見出しは「防衛増税 止まらない罵倒」であった。酒飯の後に『ルパン三世 PARTⅢ』(の2枚目)を観るつもりである。 ♞今宵の酒は「だいやめ」の「キリンの天然水」割り。飯はメンチカツ弁当。  電車の中で「忠臣蔵の日」と「南極の日」の夜明けを迎えた。川本三郎の『二段海苔と三色御飯の弁当』と沢村貞子の『私のお弁当』を読んだ。終点の改札を抜けて、職場に至る道を歩いた。途中、牛丼屋に寄り、券売機で一番安い券を買った。卵かけ丼飯をガガッとかき込み、味噌汁を流し込んだ。さしもの化物胃袋も満足したようだ。食後のコーヒーは我慢。更衣室へ直行する。  ケロニ屋のあんクロワッサンを食べながら、百円コーヒーを飲んだ。隣席に視線を移すと、昼飯を終えた海底原人(ラゴン)が『藤井弁当』(著者:藤井恵/学研プラス)を読んでいた。なかなか研究熱心である。休憩場所の長椅子に座り、南極…ではなく、北極圏の続き。冒険の舞台は、。寒がり代表の俺などは、想像するだけで凍りつきそうになる。読後、約20分仮眠。  獅子文六の『汽車弁当』と矢部華恵の『弁当くん』を読んだ。地元駅下車。階段を下り、駅の外に出ると、冬の寒さが迫ってきた。ラジオを聴きながら、帰途を歩いた。話題は「沖縄問題を主題にした演劇」について。スーパーとコンビニに寄った。夕刊紙の見出しは「早くも腰砕け。党内の視線は冷ややか」であった。酒食の後に『#居酒屋新幹線』(の3枚目)を観るつもりである。 ♞「DAIYAME」の水割り。肴はたこのぶつ切り、からし菜とささみの和え物。  観光バス記念日の朝。部屋を出て、500メートルほど走る。もう少し、行けそうだがやめた。。歩廊に足を進め、滑り込んできた電車に乗った。南伸坊の『お弁当』と阿川弘之の『弁当恋しや』を読んだ。阿川家のお弁当、なかなか美味しそうである。卵かけ丼飯を胃袋におさめてから、職場まで歩いた。ラジオの話題は懸垂センセエ。  ケロニ屋の蒸しパンを食べた。食堂の百円コーヒーも飲むつもりだったが、今日はその時間がなかった。休憩場所の長椅子に腰をおろし、北極圏の「十二月二十四日」を読んだ。石のごとくかたいカリブー(トナカイ)の凍結肉をノコギリでばらす植村さん。彼は「私にとってはクリスマスもイブも関係ない」と断言する。まさに執念の鬼である。約20分まどろむ。この眠りが、午後の活力になる。  八代目坂東三津五郎の『弁当』と酒井順子の『お弁当 無責任時代の象徴』を読んだ。地元駅下車。他者の歩行の妨げにならないところで足を止め、弁当屋に電話をかけた。応答あり。帰途、スーパーとコンビニに寄った。夕刊紙の見出しは「後継アピール 醜悪」であった。部屋に戻り、風呂場でシャワーを浴びた。酒食の後に、PARTⅢの第8話「聖母マリヤの脱出作戦」を観ようと思っている。 ♞今宵の酒は「だいやめ」の軟水割り。肴は鮪と鯛の刺身。飯は幕の内弁当。98f4be72-2b41-45ba-86c5-c1cdde4b5f94
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