七章

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そして、嬉しさでフワフワとしている中、私にも気になることがあり彼に確認した。 恥ずかしさでどうしても彼の顔を見ることが出来ない。 もじもじと自分の手を重ねながら視線はずっと自分の太ももにある。 「私たちの会社って…社内恋愛はいいけどばれたら別の部署にどちらかが異動だよね?」 「そうだよ。どちらを異動させるかは上の判断だけど、おそらく」 「私だよね。だって椎名君は異動してきたばかりだし」 「そういうこと」 急に現実的な話題にしたのは自分だが、そこの確認は重要だ。 この事実をもって、どうするべきなのか話し合う必要がある。 「ま、その話はあとですればいいじゃん」 「え?後で?でも…今話し合っておきたいっていうか」 「飛鳥はそういうところちゃんとしてるよなぁ。でも、」 椎名君の手が伸びてくるのがソファが沈み込む音で察知した。 身構えてしまったのは、どうしようもなく恥ずかしいからだ。
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