episode.1

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ピピピッ 「う〜ん、うるさいなぁ...」 朝の6時30分。 いっつも、この時間に起きてる。 てか、起きないと学校間に合わない。 「起きないとなぁ...」 親はもう仕事に行ったらしい。 家はもぬけの殻だった。 さっさと朝ごはんを食べて、準備をし、登校する時間になった。 ガチャン ピロピロン 私の家は、オートロック式でドアが閉まるとこんな音が鳴る。 家を出てから、5分くらい経った頃。 曲がり角に差しかかった時、誰かとぶつかった。 顔を見ると、その人は親友の수아(スア)だった。 スアは私に気づくと。 「お!수영(スヨン)!おはよ!」 「スア、おはよ。」 「今日も可愛いなぁ〜!」 「スアもね。」 改めて、この人は小さい頃からの親友・(パク)수아(スア)。 クラスの人気者、そしてとっても美人。 韓国じゃ、珍しい。 そして、私はごく普通の女子高生・(キム)수영(スヨン)。 普通の女子高生だけど、陽キャ。 そして、歩くこと10分。 私とスアが通う、ソウル公演芸術高校に着いた。
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