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ボクたちは、手と手をつなぎあわす。
バァバがボクたちが手をつないだのをたしかめると、口をひらいた。
「〜〜〜〜」
バァバがいつものバースデーソングをうたう。
なにをいってるのかわからないけど、このうたをきくと、はやくケーキをたべたくなるんだ。
バァバのバースデーソングがおわった。
バァバのうたがおわるといっしょに、みんないっせいにケーキへ飾りをつけていく。
ボクもまけじと飾り付けをする。
スポンジケーキにまっかなクリームをぬり、デコボコな飾りをつけていく。
ものの4ぷんでケーキの飾り付けはおわった。
まっかなケーキがそこにあった。
“材料”をふんだんにつかったボクのケーキ。
さいごのしあげとばかり、まんなかにしろいロウソクを一本たてた。
「オタンジョウビおめでとう」
僕は、ロウソクの火を手で消したのだった。
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