誕生日会

2/2
1人が本棚に入れています
本棚に追加
/2ページ
ボクたちは、手と手をつなぎあわす。 バァバがボクたちが手をつないだのをたしかめると、口をひらいた。 「〜〜〜〜」 バァバがいつものバースデーソングをうたう。 なにをいってるのかわからないけど、このうたをきくと、はやくケーキをたべたくなるんだ。 バァバのバースデーソングがおわった。 バァバのうたがおわるといっしょに、みんないっせいにケーキへ飾りをつけていく。 ボクもまけじと飾り付けをする。 スポンジケーキにまっかなクリームをぬり、デコボコな飾りをつけていく。 ものの4ぷんでケーキの飾り付けはおわった。 まっかなケーキがそこにあった。 “材料”をふんだんにつかったボクのケーキ。 さいごのしあげとばかり、まんなかにしろいロウソクを一本たてた。 「オタンジョウビおめでとう」 僕は、ロウソクの火を手で消したのだった。
/2ページ

最初のコメントを投稿しよう!