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誕生日会
きょうは、ボクのまちにまったタンジョウビカイだ。
このヒのためにパパとママ、ジィジとバァバがジュンビしてくれた。ボクのタンジョウビカイ。
だからきょうは、たのしいたのしいタンジョウビカイになるんだ!
あ、ママがキッチンからおおきなスポンジケーキをもってきたよ!
スポンジケーキには、まだなにも彩っていない。
ボクのおウチのタンジョウビカイは、すこしだけ変わっている。
みんなでケーキを飾り付けをするんだ。
みんなで飾り付けをするから、すこしだけイビツになるけどね。
それでも、ケーキの飾り付けはみんなでやるとたのしくって、毎日がタンジョウビカイならいいのにって思う。
ママがスポンジケーキをテーブルにおくと、こんどはパパとジィジが“材料”をもってきた。
ふたりとも、ハリキリすぎたのか、顔や手に“材料”のカケラがついている。
ボクは、ソレをみてわらう。
ふたりは、ボクのわらいに首をかしげる。
ボクを膝のうえにのせていたバァバが、「ついてるよ」と、ふたりを指さしていう。
ふたりは、“材料”をテーブルにおいて、おおげさに顔をぬぐいとる。
その姿がおもしろくてわらいがとまらなくなる。
「さ、ケーキの飾り付けをするわよ!」
ママが手をならし、ボクはバァバの膝からおりて、いつものせきにつく。
パパとジィジもいつものせきについた。
ママもボクのとなりにすわった。
バァバをちゅうしんに、バァバ、ジィジ、パパ、ボク、ママのじゅんでまるくなるようにすわった。
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