第1章 再会

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「お、諦めたか?そうそう、無駄な抵抗はやめた方がいいよぉ」 男はニタニタ嬉しそうに私の首元に口を近づける。 「っ………」 気持ち悪い、気持ち悪い、気持ち悪い。 男の吐息が首元にかかる。 吐き気がする。 男は私のシャツに手をかけ、ボタンを引きちぎる。 「ははっ……あんた本当に高校生かよ、こんな色気づいた体して」 男の口は私の首筋から胸にかけてゆっくりとおりていく。 「っ………んっ…」 スカートはめくれ、男の大きな手が私の足をゆっくりと上へとつたっていく感触。 なんの抵抗も出来ない自分自身に吐き気すら覚え、視界がぼやけた。 (誰か…助けてっ………………) 誰にも聞こえない悲痛な叫びを頭の中で何度も繰り返していた。 しかし、そんな時だった。 すると、ものすごい音と共に玄関のドアが力強く蹴り破られたのだ。 (え…) 「なっ…なんだお前!?」
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