3人が本棚に入れています
本棚に追加
#15 バイト感覚で捜査するな!!
「もちろんライブリハよ」
「なッなんだとォォ!!」
バカなのか。この子は。
「良いコト! アイドルは、いつだってカツカツなの。お給料がほとんどないのよ。
だからお嬢様以外は、何かしら副業しなくちゃならないの。
ぶっちゃけメイド喫茶やキャバ嬢したり、クラブでホステスとして働いたり、パパ活したり大変なのよ!
アイドル活動するのは」
「知るか! そんなヤバいコトを現役アイドルが、ぶっちゃけるな!!」
「だからアイアイもつまらない殺人事件の捜査をしてお小銭を稼いでるの。
わかった!!」
「おバカか! なにが、つまらない殺人事件だ! そんなバイト感覚で殺人事件の捜査をするなァ!!」
「良いから早くライブ会場へ行くわよ!」
しかしこの阿井アイはオレの苦情など耳を貸す気はないようだ。
無理やり運転手として、東京の地下ライブ会場へ急がせた。
こうして『人気作家偽装自殺殺人事件』は無事解決した。
だが、世間ではAI刑事 阿井アイが事件解決に関与したコトは知られていない。
THE END
最初のコメントを投稿しよう!