#2 真犯人は、あなたに決定✨😜✨🎉💕

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#2 真犯人は、あなたに決定✨😜✨🎉💕

「真犯人は、【あなたに決定】!!」  アイドルの振りつけみたいに容疑者を指差した。  かつて、どこかで見たアニメの探偵美少女のような感じだ。 「なんだとォォ! ふざけるな!!」  ムキになって、馬場一朗は美少女アイドル刑事のアイアイを怒鳴りつけた。  オレたちは、人気作家 明日葉(あしたは) 友朗(トモロー)の別荘へ来ていた。    初夏の日差しが眩しい。気温は三十度を上回りそうだ。  そこかしこから蝉の声も聞こえてくる。  東京都心から二時間あまりの美浦海岸から程近いオシャレな別荘だ。  一昨日の嵐のせいで、エアコンが使えず二階の仕事部屋はかなり蒸し暑い。  止まったままの扇風機が邪魔に思える。  明日葉友朗は、大手のミステリー大賞を受賞した人気作家で、岬友和と馬場一朗のコンビからなるペンネームだ。  主に、岬友和が小説を書いて、馬場一朗はコンセプトやプロットなどを企画立案しているとされていた。  デビュー作は、馬場一朗の稚拙な小説を岬友和が上手く(いろど)りを添え文学的にした結果、新人賞を獲ったとされる。  この別荘は、共同執筆している岬友和が仕事をするため使っていた。  そして一昨日、岬友和が服毒し亡くなっているのが発見された。    二階の仕事部屋の中で倒れていたのを発見したのが、担当の編集者の夏八木マコトだった。  一昨日は嵐だったため、辺り一帯は停電になったようだ。  いまだに、電気系統は回復しないみたいだ。    ☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚☆
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