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初夜のことを思い出したマヒナは、年明けてからはじまる行為を前に、切ない声をあげる。
「キヨミネさ……」
「お布団に、入ろうね」
「――はい」
ふたりで布団に入り込むと同時に、キヨミネはマヒナに深い接吻を与えだす。クチュ、クチュ、クチュ、と舌を絡ませ淫らな水音を立てながら、マヒナが着ていた部屋着を布団のなかで乱していく。寒さと期待に震える乳房がほろりとまろびでてきたのを見て、キヨミネの瞳が妖しく煌めく。
「素直でいいよ。マヒナのここ、もう勃ってる」
「あん」
「無垢な乙女だった貴女が、俺の手で淫らに作りかえられていく姿を見ていると……あぁ、たまらないな」
満足そうに布団のなかに頭を突っ込んで、キヨミネは薄暗いなかからマヒナの胸の頂きを舌でしごきだす。乳首に巻きつく湿った舌先に刺激され、ふれられていない方もシクシクと凝っていく。布団のなかにいる彼の腕に身体を抑え込まれたマヒナは彼に施される愛撫に媚鳴をあげながらもどかしそうに下半身をくねらせる。
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