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「……ほしい、です」
「なにがほしいの?」
「キヨミネ、さん、の」
はぁ、と甘い吐息をこぼしながら、マヒナは瞳を潤ませながら懇願する。
「ふとくて、かったい、肉の、棒を……マヒナの、いやらしい穴に、挿入れて?」
「――ああ。たまらないよ」
キヨミネが教え込んだ淫語をたどたどしく、恥じらいながら口にする妻を前に夫は破顔する。
すでに勃ちあがっている分身を素早く取りだし、マヒナの濡れそぼった蜜口に亀頭をこすりつければ、彼女は待っていたとばかりに身体を震わせる。
「はぅ、ん」
「マヒナはこれを、ナカに挿入れてから、どうしたい?」
「奥まで、ずぶずぶに、出し入れして、一緒に、気持ちよくなる……の」
「そうだね。俺の形になっているいやらしい蜜穴に突っ込んで、ぐちゃぐちゃにしてあげようね」
「~~っあ!」
ずりゅん、と勢いよく貫かれて、マヒナが甲高い声をあげる。待ちわびた挿入に身体はあっさり昇天する。目の前が真っ白になると同時に全身が弛緩する。その余韻を引きずるかのようにキヨミネが彼女の身体をかき抱き、腰を前後に振りはじめる。
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