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「大丈夫、怖くないから」
……怖いなんて思ってないのに、体はなぜか震えてた。
緊張はあるけど酔っているから思考も鈍くて、誠司さんの掠れた声が艶めいていてドキドキする。
前のめりになる体はもう立っているみたいなもので、完全に誠司さんに凭れていた。
「触るよ」
「ッ!……あっ」
脇腹を往復する手が臍の上を通りソコへと向かう。既に硬くなったソコは初めての感覚で染みが広がるのを感じ、恥ずかしさに顔がカッと熱くなる。
「大丈夫だよ、俺のも触って」
そんな僕に囁き、手首を掴まれて誠司さんは自分の股間へと僕の手を導く。ソコに触れると大きな質量に思わず喉が鳴った。
自分なんかに彼みたいな人が反応してくれていることが嬉しくて、凄く嬉しくて、自分から唇を重ねてみる。
深いキスをしながらベルトを外され、僕も同じように誠司さんのベルトを外す。
昂った彼のモノを下着の上から触れ、ゆっくりと上下する。
硬くてとても大きな怒張はどのくらいの力で触れていいのか分からなくて、あたふたしてたら自分のモノが下着から出されて直に触れられた。
「あ……あっ」
「一緒に気持ち良くなろう」
いつもと違う声色が耳元を流れてそれだけで先端から雫が溢れ落ちる。
誠司さんはまごつく僕の手を自分の肩の上に乗せ、自分のモノを取り出すと一緒に握り上下に扱き始める。
「誠司さん……あっ、ああ……」
「陸、本当に初めてなんだね。もうここがこんなになってる」
「ひぅっ、アッ!」
弱い先端を器用な指がグチュグチュと音を鳴らして弄る。自分の手じゃ得られない快感に僕はもう彼に夢中だった。
誠司さんの瞳に映る自分はとても淫らな表情をしてて、少しずつ強く激しくなる扱き方に蕩けていく。青い海の底で激しい呼吸を繰り返しながら。
「もうっ、あぁ、ダメです」
誠司さんの肩を掴む手に力が入る。
鋭い目を向ける誠司さんにゾクゾクした快感が腰を深く噛む。
「陸、一緒にイケそ?」
頷くとそれを確認した誠司さんの手が一気に激しく動いた。爆ぜてしまうモノはもうなんの躊躇いもなく出口を開く。
「あぁっ!もうッ!」
ふしだらに開いた唇を塞がれ、絡まる舌の音と誠司さんの肌の熱さが嬉しくて。どろりとした濃厚な快感に眉を寄せ、僕と誠司さんは一緒に果てた。
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