咲いて、

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自分の肌を滑り落ちてく誠司さんの手を見詰めながら、全裸になった僕は夢中になってた。 窄まりを往復する指はローションを使い躊躇いがちに挿入され、この前感じた強烈な刺激が欲しくて自分で腰をくねらせる。 「誠司さん……ああっ…もっと」 寂しいとか悲しいとか、確かに感じていたものが流されていく。そのぐらい強烈に誠司さんを感じられて、深く交わるのを止められない。 「ひゃっ……あんっ、あっ……」 「今日の陸、エロい」 激しくなる呼吸を背中に感じ、バックから挿入されると腰を高く持たれて恥ずかしい格好になる。 丸見えのソコは誠司さんの怒張を呑み込んでいって、少しの痛みを我慢して必死にシーツを掴んだ。 ずっとこうしていたい、ずっと。 交わっていれば、貴方は僕だけのものになる。 泣きたくなる気持ちを飲み込んで、戸惑いさえも無理やり押し込めて、この繋がりだけが僕の全てになる。 誠司さんの舌が背骨を這うように僕の首筋に辿り着いて、彼の詰まる呼吸に僕は目を閉じる 胎内に感じる誠司さんの質量がグッと大きくなって、彼の手がまた僕のモノを握る。 濡れて楽しんでる僕のモノを上下に扱き、目の前が真っ白になると誠司さんはいいように動いて僕の胎内で果てた。 ……きっと僕はもう気付いている。 背中にどさりと倒れて何度も背中にキスをされ、僕の名前を何度も優しく囁く。 とても幸せでこのままずっとこうしていたい。 ……でも、僕は気づいている。 「誠司さん……キスして」 すぐに誠司さんは僕の唇を塞いで、僕が眠くなるまで何度も何度も応えてくれた。      
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