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「あーっ!彼氏ほしいー!」
「朱音はいつもそれ。彼氏ってそんないいものなの?」
「そんなん知らないよー。付き合ったことないし。理想だよ理想!」
「ふーん。俺は高専だから、男子ばっかだし、無縁だな」
だらだらと喋って気づけば8時。親には、朱音の家で打ち上げすることは言ってあったから怒られることはないけど、そろそろ帰らないといけない時間だ。
「そろそろお開きします?」
「そうだねー。そうしよっか」
「じゃあ!また集まろうねっ!」
3人で集まるこの時間が大好きな私は、この解散のタイミングが嫌い。
すぐ集まれるんだって分かってても、それでも寂しい気持ちになるから嫌なんだ…。
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