1 平穏な日々

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次の日。 「まぁ、購買行かない??」 珍しく朱音が私の教室に遊びに来た。 「あ、朱音?」 「…奏くんだ!」 「知り合い…?」 「うん…なんで知り合いなんだっけ?忘れちゃった!」 まさか、朱音と奏明が知り合いだったなんて。でもまあ、これで朱音も誘って遊びやすくなるかも。 「あ、朱音!あのね、私奏明と付き合ってるの…!」 「え?え?まぁと奏くんが?おめでとう!!!」 「ありがと」 「朱音は茉央のこと、まぁって呼んでるの?」 「そうだよー。まぁの話したことなかったっけ?」 「いやあるけど。まさか、まぁと茉央が同一人物なんて」 「だよねーっ!」 「俺も、まぁって呼びたい」 チラッとこっちを見て、お願いみたいな顔されたら断れないので、私は「いいよ」と言って頷いた。 朱音と奏明って、こんなに仲良かったんだ。 なんか、ちょっとモヤモヤする…気がする。
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