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次の日。
「まぁ、購買行かない??」
珍しく朱音が私の教室に遊びに来た。
「あ、朱音?」
「…奏くんだ!」
「知り合い…?」
「うん…なんで知り合いなんだっけ?忘れちゃった!」
まさか、朱音と奏明が知り合いだったなんて。でもまあ、これで朱音も誘って遊びやすくなるかも。
「あ、朱音!あのね、私奏明と付き合ってるの…!」
「え?え?まぁと奏くんが?おめでとう!!!」
「ありがと」
「朱音は茉央のこと、まぁって呼んでるの?」
「そうだよー。まぁの話したことなかったっけ?」
「いやあるけど。まさか、まぁと茉央が同一人物なんて」
「だよねーっ!」
「俺も、まぁって呼びたい」
チラッとこっちを見て、お願いみたいな顔されたら断れないので、私は「いいよ」と言って頷いた。
朱音と奏明って、こんなに仲良かったんだ。
なんか、ちょっとモヤモヤする…気がする。
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