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「いっぱいパン買えて良かったー!」
「朱音嬉しそう。よかった」
「嬉しい!ってことで、はい。おすそ分け」
そう言って朱音が私に差し出したのは…メロンパン!私の大好物!!
「めっ、めろんぱんだぁ!」
「ふふふ、喜んでるねぇ」
「ありがとうっ!」
「奏くん、覚えときなさい。まぁはメロンパン大好き星人だから」
「おう!覚えた!」
こんなふうに過ごす毎日は楽しかったし、奏明と朱音が仲良しなのもいつの間にか気にならなくなっていた。
奏明が私のことをまぁと呼ぶようになってから、クラスの子達もまぁって呼ぶようになった。
「まぁちゃん、今日の放課後遊びに行こ!」
「え!行く!!」
きっかけはなんでも良くて、私は少しずつクラスに馴染めていった。
朱音には感謝しかない、って思ってた。
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