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ほぼ放心状態だったけれど、無事6時間目まで終わった。結局奏明は来なかったけど。
「ねぇ、まぁいる??」
「いるよー。まぁちゃん!朱音ちゃんだよー」
教室の前のドアからひょっこりと顔を出す朱音。
「朱音…」
「まぁ、今日の一緒に帰ろ〜」
「え、あ、うん」
「教室で待っててね!掃除終わったら迎えに来るから!」
朱音と入れ替わりで担任がやって来た。
適当なホームルームが終わって放課後になった私は、朱音を待つために特に用もない教室でボケーっとして待っていた。
「まぁ、お待たせ」
「うん…」
「帰ろ!」
「そうだね」
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