1 平穏な日々

6/28
前へ
/93ページ
次へ
3月。結果は私と朱音は豊蘭高校合格。悠吾も高専合格。ここだけの話、悠吾は補欠合格だったらしい。 「打ち上げいこー!!」 そういったのは朱音。大体いつも朱音が言い出しっぺ。3人を引っ張って行ってくれるのは朱音。 「今から?」 「もちろん!」 「どこ行く?」 「どっかテキトーに!カラオケ??」 散々歌って食べて、疲れ果てた私たちは私の家で爆睡した。それぞれの家に帰れるけど、それでも帰らないのは居心地が良くて解散したくなくて、大好きだから。 「……おはよう」 「うん、おはよ」 目が覚めると、目の前に悠吾の顔があって、悠吾も今起きたらしく目が合った。 「朱音、起きて」 「ん?うん…」 時計は午後7時を指す。 「みんな、うちでご飯食べてくしょ?」 「いーの?」 「うん、食べてきな!」
/93ページ

最初のコメントを投稿しよう!

66人が本棚に入れています
本棚に追加