無限の二人 ~夜のこと~

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「今日の夜から雪らしいよ」 「だからこんなに寒いのか」 「積もるかな?」 「どうだろうね」 「雪だるま作らなきゃ」 「雪合戦はさすがに 宿泊先ではやれんからな」 「あれ?嫌じゃない?」 「なにが?」 「雪」 「全く」 「意外かも」 「雪だけは好きだね」 「だけなの?」 「いや、分からん ちょっと適当すぎた」 「でも 動けんとか言うかと思った」 「そんなんじゃ怒んないわ」 「本当に?」 「渋滞でも怒らんぞ?」 「朝よく遅いって 怒るじゃん?」 「それはまた別じゃん?」 「別なの?」 「準備できる時間があるのに 椅子にすわってボーッとしてるから」 「だってスイッチが 入んないんだもん」 「それで遅くなって 目的のがして 駄々こねて 大変ですけども?」 「でもあのあたふた 楽しくない?」 「そういう感じだったのか 真剣に心配して損した 次からもっと厳しくいこ」 「すいません お手柔らかに」 「さぁね」 「ちょっと」 ニヤッ 「やばっ」 「さぁ、もう寝ますよ」 「こわっ」
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