父ちゃん(夫)が神妙な面持ちでなぁなぁ…ちょっと聞いて!やて

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父ちゃん(夫)が神妙な面持ちでなぁなぁ…ちょっと聞いて!やて

 皆さんご機嫌麗しゅう。 今日は土曜日だが、仕事があるので行ってきました。  13時過ぎに帰宅。 リビングのソファに座っていた父ちゃん()が  「なぁなぁ、ちょっと聞いて聞いて」 とまるで私が憑依したかのような口調で話しかけてくるではないか。 なぁなぁなぁ!聞いて聞いてっ! と手招きを高速でブンブンしながら 話を始めるのが私なのだが、今日は珍しく父ちゃん()がそれ。  「どないしたん?」  「今日、家の中でコケてん!このソファの角に膝をぶつけてな…」 私の脳内帝国の住人達がソファにつまづいて、ベチョッと床に突っ伏す映像が流れ、吹いたわいっ。  「もしかして父ちゃん、ベチョッとかビッターン!って感じで床にいったん?」  「そう」 アカン… あたしゃ堪えきれずに爆笑したわい。 父ちゃん()は胸を押さえながら  「胸痛いわぁ」  「ちょっとアンタ、骨にヒビ入ったりしてへんやろうな」  「ホンマや… あるかも知れんで、えらいこっちゃ」 父ちゃんの切り返しにさらに爆笑。 え? なんちゅー嫁や ですか? (笑)  「家の中で転倒して骨折ってこういう事かって身をもって知ったわ今日」 真顔でのたまう父ちゃん()、さらに爆笑する鈴扇。 そういや父ちゃんは御年57歳になったばかりである。 あ! すっかり忘れてた! 2月8日って父ちゃんの誕生日やがな。 まぁ、いいや。もう過ぎたこと… 過去は振り返りません。  話を戻して。 父ちゃんは家の中でスリッパを履く人である。 それって、転倒しやすいんちゃう? わからんけど。 私は素足派です。(父ちゃんには原人と思てるでしょうが)  動線を妨げる家具とか余計なもんがないか配置はどうか、そういう事を見直そう。 家の中で転倒の心配をせなアカン年齢になってきたんやろうなぁ。
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