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ミステリー小説を書くために
パスワード破りの方法を調べたことがある
ローマ時代には、ズボンのベルトに規則的な位置に記号を書き
それを丸棒に巻きつけると読めるものが使われた
それが普及すると使えなくなったので
文字の置き換えをして
一目見てもわからないようにする手法が現れた
いわゆる文字化けして読めない暗号のような文章でも
破る方法がある
言語によって
出現率が高い文字と
低い文字が特定できるため
確率論で割り出せる
この手法はシャーロックホームズシリーズでも出てきた
1時間ほどあれば
かなりのところまで暴けた
一般に出回っている
パスワードにしそうな単語や数字リストを作成するアプリもある
破られにくいようにするため
ハッシュ関数を用いて変換したり
文字数(桁数)を増やしたり
文字と数字と大文字小文字を組み合わせるなどしているが
コンピュータのスペックが上がり
ビッグデータやAIを活用したり
破る側と破られる側のイタチごっこをしている
最近は
技術が高度化したため
パスワード破りを考える前に
人から聞き出すことを考えるようだ
情報漏洩や仮想通貨盗難事件を調べると
人間が
セキュリティの脆弱性そのものだ
一応追記して置くが
パスワードを破る行為自体が刑事罰の対象になりうる
くれぐれも
いたずらでもやらないようにしてください
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