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「そしたら、善が新しいパパとママのところにいく時、宵兄ちゃんもパパになってくれる……?」 「当たり前だろ、俺はお前の兄ちゃんであり、パパにもなるよ」 話がどんどん進んでしまっている、ワタシは承諾なんてしていないのに。 どうすればいい……とにかく本部に確認を取らなければ。 『緊急連絡、本部宛、至急確認したいことがあります』 ワタシは本部へと回線を繋ぎ、応答を待った。 『こちら本部。トラブルですか?』 『ひとつ前のペアリングである宵から、ワタシの残りの稼働期間の全てを求められています。対処法を要求します』 『…………ついにやりやがったあの坊主!!!』 『え、なんですかどうかしました?』 『あの坊主プロポーズしたくさい』 『うひゃー!!!いいじゃないですか!!本部一同応援しますよっ!!あ、でも日葵さんの稼働期間て――』 なぜ本部からも応援されてしまっているのだろうか。 ワタシがアンドロイドだということを誰よりもよく知っている人たちであろうに。 人間とは、機械とも恋愛できるものなのか?
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