カニ雑炊

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 目を逸らすのも負けた気がして嫌だけど、顔が熱くなってきて、涙目で進藤を睨んだ。 「夏希、可愛い」  身体を折り曲げて、進藤がキスをしてきた。  そのまま舌を絡めだし、腰を動かす。  身体中を進藤に埋め尽くされているかのような圧迫感。 「んっ、っん、あ、んっ、んっ、んっ……」 (気持ちいいっ、気持ちいいっ、気持ちいい〜っ!)  全身を押しつけられて揺さぶられて、私はもうそれしか考えられなくなった。   「んんんーーー〜〜〜ッ!」   快感が弾けて、頭が真っ白になった。  ビクビクと膣が収縮する。  それでも、進藤は抽送をやめず、私は悲鳴をあげた。 「ぁんっ、んーっ、んんーッ!」  口を塞がれたまま、身体を跳ねさせる。 (だめっ、もうだめっ、おかしくなるっ!)  もう一度、大きな波が私を高く押し上げて、快感が脳まで突き抜けた。   「くっ……」  キューッと彼を締めあげた瞬間に、進藤も果てた。  ようやく唇を離されて、新鮮な空気が入ってくる。  進藤も荒い息を吐いているくせに、満足したのか、笑みを浮かべ、頬や額や鼻にキスをしてくる。
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