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あとがき
長い間お付き合いいただき有難うございました。
この物語は、『六星行者シリーズ』のスピンオフ作品となります。
話の流れ的に、どうしても本編に挿入出来なかったエピソードを、加筆修正して短編集にしてみました。
主人公・甲本薙をはじめとする若い六星行者達を、陰で支えてきた父親達の物語になります。
母と父では、同じ親でも子供たちに対する思いや接し方が違います。時には、言葉が足りずに誤解を生み、大きな溝を作ってしまうこともあるでしょう。
一人の親として、作者の私も日々悪戦苦闘の子育てをしてきましたが、過去を振り返れば、もっとこうするべきであった…こういう言葉をかけるべきだったと、悔やまれる事ばかりです。
親になったからと言って、全てにおいて完璧な人間になれる筈もなく、子供の心を傷つけ、時に取り返しの付かない失敗をする事もありました。
未熟な一人の人間として、大人になった子供たちと、どう接して行くべきか…これからも、課題は山積みですが、この物語の『父親』達と共に、程良い距離感を学びながら、日々、「親とは何か」と言う命題を解く糸口を模索してゆきたいと思います。
完読いただき、心より感謝申し上げます。
───篁⭐︎和生 拝
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