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「すごい雪。朝には積もってるかなぁ」    そう言ったわたしに振り向いて、あなたはくすりと笑った。   「おーい、お前の頭の方が真っ白だぞ」    大きな手がわたしの頭に積もった雪を振り払う。さらさらと、目の前を白い雪が舞い落ちる。    きれいだと思った。月明かりの下で白く光るように落ちていく雪も、その向こうのあなたの笑顔も。    とても、好きだった。
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