Five

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「悪い。すぐ吐き出して」 その言葉と共に差し出されたティッシュの上に、俺は口の中のものを出した。 「……あ。飲んだ方が良かったでしょうか」 思わずそう聞くと、竜崎さんが「の、飲もうとなんてしなくていいから」と珍しく慌てたような顔をするから、何だか可愛く思えてしまった。 「……ていうか、そんな可愛いこと言われたら、堪んないんだけど」 え?と聞き返すより先に、その場にドサッと押し倒された。 竜崎さんの自身に視線を落とすと、確かにたった今達したばかりなのに、既にしっかりと熱を帯びている。 「……あんま見ないで」 「あ、すみません……」 「……啓人が可愛すぎるから、こうなっちまうんだよ。挿れていいか?」 俺がゆっくり頷くと、竜崎さんは手早くゴムを着けた自身を俺の入り口に充てがう。 そして……。 「あっ……!」 奥まで一気に入ってくる、竜崎さんのソレ。 更には最初から激しいペースで抜き差しされ、お互いの肌が強くぶつかる。 「あっ、あっ! 竜崎さんっ、はあぁ、激し……ッ!」 「啓人、啓人……っ」 「あぁあっ、累、さん……っ!」
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