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渇望の結果※
僕がめちゃくちゃにしてと言ったせいなのか、ジュリアンは僕を雄々しい眼差しで見つめると、抱き上げてベッドへ連れて行った。僕はジュリアンに、あの僕を食い尽くしたいとでも言うような欲情した眼差しで見つめられると、ほんと弱いんだ。しかも3ヶ月会えない間に、ジュリアンはすっかりやつれてしまって、それは一方で影のある男の色気を増した様に思えた。
僕の身体はさっきから焦れてしまって、僕の中にジュリアンの重くて凶悪なそれを迎え入れて、嫌だと言っても擦り上げてほしくて堪らない。あの真っ白な快感の世界へ連れて行って欲しいんだ。僕がそんな事を考えていたせいか、ジュリアンは顔を顰めると甘く囁いた。
「シン、おねだりが過ぎるぞ。私はじっくりとシンを楽しみたいのに、そんな顔で強請られたら、我慢できなくなるだろう?」
僕は熱い息を吐き出して言った。
「だって、ジュリアンのその美味しそうな昂りで、ぐちゃぐちゃに擦り上げて欲しいんだ。ねぇ、ジュリアン。僕、ジュリアンが全然足りなくて耐えられない…。」
僕はそれだけ言うと、ジュリアンをベッドに仰向けに押し倒した。そして興奮して増えてきた自分の唾液をジュリアンに見せつけるように手のひらにたっぷり垂らすと、ジュリアンの昂りから滴る先走りと一緒にゆっくりと剛直を撫で上げ続けた。くびれは殊更ゆっくりと撫でさすったので、ジュリアンは僕から視線を逸らさないでじっとりと見つめたまま、気持ち良さに呻いた。
僕はジュリアンの目を見つめたまま身体を起こすと、手で昂りを支えながら、ゆるゆると僕の中に呑み込んで行った。僕の中の気持ちいい場所にジュリアンの大きな出っ張りが押し付けられると、僕は気持ちよさにハクハクと浅い息で快感を逃した。
あと少しで全部入る前に、待ち切れなかったジュリアンが僕の腰をグッと掴んで最後まで押し込んできた。僕は鋭い快感に嬌声を上げて、白濁を飛ばしてしまった。
ジュリアンは僕の痴態に我慢が出来なくなったのか、腰をユサユサと大きく揺らしながら、僕の胸の尖りを両手で摘んで愛撫した。僕は身体の奥を掻き回す気持ち良さに喘いで、胸の刺激でぎゅっとジュリアンを締め付けてしまった。
ジュリアンが歯を食いしばるのを見た僕は、悪戯な気持ちで微笑むと、ジュリアンを口でする時のように僕の中から腰を捻りながら出し入れした。ジュリアンの呻き声と僕の腰を掴む手の力の強さに気を良くした僕は、ジュリアンを最後まで逝かせたくて、溶けるような気持ち良さに追い立てられて、出来る限り激しく動き続けた。
僕が叫んだのとジュリアンが僕の名を呼んだのはどちらが先だっただろうか?
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