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ジュリアンside癒しの時間※
シンの消えた時からの、辛い時間を思い出してしまった私に、シンは優しい口づけで癒してくれようとした。
顔に柔らかく触れるシンの唇は、私をうっとりとする安らぎと、愛を感じさせた。一方でこの愛しい存在を直に感じたいという欲求がじくじくと湧き上がってきた。
私はシンの唇の飽きない柔らかさを堪能すると、その甘くてうっとりするような口の中を貪った。この口の中で果てた時の事を思いだしてしまって、私の既に持ち上がっていた昂りはブルンと奮い立った。私はシンの唇を甘く噛んで、指先でシンの唇の内側の粘膜をくるりと撫でて、シンに囁いた。
「シン、私をここで慰めてくれるか…。」
シンは情欲に飢えた顔で、私の指を焦らすように舌で舐め回すと口元を緩めて言った。
「ジュリアン、僕の口が好きなの?…僕もジュリアンの口、好きだよ。暖かくて、柔らかで。僕を気持ち良くしてくれる。」
そう言いながら、シンは私の口の中へしなやかな美しい指を這わせた。私がシンの顔を見つめながら、指を美味しそうにしゃぶると、シンは少し苦しげに呼吸を荒げた。そして空いている左手を私の股の間に伸ばした。
私のそこは既にすっかり立ち上がっていて、はち切れんばかりだった。シンは嬉しそうに微笑むと、私の口から指を引き抜いて跪いて、私のズボンをくつろげた。ブルンと勃ちあがった私の剛直を両手で宝物のように大事そうに持ちながら、シンは私を見上げて舌を突き出してしゃぶり始めた。
シンの小さめの口に凶悪な私の昂りは、シンに可愛がられるのを待ちきれずに先走りで濡れそぼっていた。シンは先端を丹念にねぶりながら、両手を使って根元から腰が動いてしまう裏側までマッサージするかのように、しごいた。
私はシンの舌使いや、手の動きにすっかり煽られて、口の奥に突き入れたくてしょうがなくなってしまっていた。揺れる腰の動きで、シンが察したのかシンは甘えるように私を見上げて言った。
「ジュリアン、立って。僕の口に押し込んで…。」
私はシンに無理をさせてしまうのでは無いかと躊躇しながらも、立ち上がると、ほのかな期待感で腰を突き出した。シンは両手で私の腰を掴むと、ゆっくり私の昂りを口の中へ納めていった。
全部は入らなかったけれど、シンの喉上のザラつきに擦りつけるようにシンは動くので私はあっと言う間に高まって、攻めたてられて、最後は腰を突き出してシンの喉奥へと情熱を放出してしまった。
真っ赤な顔で、少し咽せ込んだシンに慌てて屈み込んで様子を伺った私に、涙目のシンは、口周りを濡らしながら呟いた。
「…苦しかったけど、気持ち良かった…。ジュリアンのせいで、僕ってどんどんいやらしくなっちゃう。」
私の昂りがビクリと震えたのも、いやらしいシンが愛し過ぎるのも、私にはもう制御不可能だ。
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