作家について

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 作家活動を始めてから、生活が一変した。  それまでは資格取得と、読書をしていた時間がワープロを叩く時間になった。  そして、恐らく一日中頭の片隅に小説の構想が貼り付いていて、頭がマルチタクスになった。  仕事の能率は、下がるどころか上がったと思う。  特に、苦手な事務処理が飛躍的に速く正確になった。  文字に対する感度が上がったので、スライド資料を作っていても、4倍位の速度で作っていると思う。  ストーリーを作るということは、言葉の機微を感じ取って、精緻に組み立てる作業なので、ちょっとした間違いにはすぐに気づくのである。  作家であるということが、こんなに副産物を産み出すとは思わなかった。
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