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種類
まず、石を選ぶうえでの大きなポイントが2つある。
1つは、国産か外国産か。
外国産の石だと、中国、インドネシア、タイ、オーストラリア、インド。
このあたりが比較的多く流通しているようである。
2つめは、石の吸水性。
墓石に限らず、物質は水を吸水するか否かで大きく変わる。
例えば、スポンジ。
吸水性が高く、軽く握るだけで洗剤はいつまでも出てくる。
そしてしっかり洗おうと思っても、なかなか水は綺麗になくならない。
それが吸水性の高さである。
逆に、車などに使うワックス。
あれは吸水性が低く、水を長時間弾く事が出来る。
ワックスで吸水性が高いと、水染みが出来で塗装も痛みやすくなり、見た目も台無しである。
吸水性が高い石を選ぶか、低い石を選ぶかで、お墓は随分と変わってくる。
国産か外国産の石を選ぶかは料金の問題が大きい。
私の来ている仏具店は全国チェーンの仏具店である。
そのため、石の加工場が中国にあるとの事。
日本で石を採掘して確保したはいいものの、加工するために一度、中国へと搬送し、そこで加工。再び日本に搬送する事となる。
必然、往復の搬送費の分料金は高くなる。
だが、中国産やインド産などになると、搬送は陸路で可能。
石によっては加工場に近い採掘場もあるだろう。
当然、費用は抑えられて結果的に安く購入出来る。
国産の石は良い、外国産の石はイマイチ。
そんな事ではないのだ。単純にコストをいかに抑えられているかの話なのだ。
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