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度々こういうことがある。
始まりはもちろん誠ミュを初めて見たあの日のメッセージがきっかけだ。
私は稀に凌くんのブログに対しておばあちゃんやお母さんが送ったんじゃないかと思われるようなメッセージを送ってしまうことがある。
でもその文章は私の本心であり、思っていることを口に出しているだけのはずがどうしても「おばあちゃんみ」が増してしまうのだ。
昔から友達に「茜ってババくさい」なんてことを言われてきたが、おばあちゃんっ子尚且つ長女なので仕方ないと思っていた。
まさかこんな所でそれがアダになるとは。
もう一度1字1句噛み締めるように文章を読んでからトイレを出た。
ちょっと落ち込みながら席に戻ると「おっ帰ってきた!」と男性陣が歓迎してくれる。
今はその優しさが身に染みる。
ふと、向かいの濱田さんが居ないことに気がついた。
トイレは私がこもっていたので、外に一服でもしに行ったのだろうか。
「茜ちゃん、薬飲んでるの? 体調大丈夫?」
榮倉さんが小首を傾げた。
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