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私の神様、尊い推しさまは、舞台俳優として活躍している斎田凌一くん、通称一(はじめ)くん。
約十年前の彼が二十歳の時に初舞台初主演でデビューしてからずっと追いかけている舞台俳優だ。
凌一くんに出会ったきっかけは、ある作品のミュージカル化だった。
中学生に入ってからスマホを買い与えられ、乙女ゲームにハマった。SP、社長、アイドル……様々なイケメンを攻略するのは楽しく、ありとあらゆる乙女ゲームを網羅していた。
その中で出会ったのが「誠心忌憚」という乙女ゲームだ。
簡単に言うと、現代の社会人女性が幕末にタイムスリップして、新撰組の面々と恋をするというストーリー。
新撰組の隊士の数だけ分岐ルードある訳だけど、私はその数あるルートの中で「斎藤一」さんに恋をした。
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