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静寂とした。雰囲気。。。
俺の鼓動だけが聞こえる。。
廊下をゆっくり歩いてくる人がいる。。
「 待機してます。」
土方は、廊下で待つ。
憲一は和室のど真ん中にどかっと胡座をかいた。
俺は正座のまま、、、背筋を伸ばす。。。
その人を前にして深々と頭を下げたんだ。。
ゆっくり頭を上げた。。。
カッコイイなあ。。。 この漢。。。
組長とゆう立場の理想だと思えたんだ。。
ビシッとスーツを着こなして無駄に肉が無いように見える。 絞ってる。。 そんな気がした。
黙っていた。。 ただ、、、黙っていたんだ。。
「 お前、幾つよ? 」
「今年で20です。」
「 そっか。。 土方?佐々呼んで。」
土方「はぃ。 畏まりました。 」
佐々「失礼して宜しいでしょうか?」
声がわっか。。。 第一印象だったな。。。
憲一「今日から指導者ね? 宜しく。」
佐々「畏まりました。。」
憲一はそれだけ云うとその場を後にする。
佐々「 こんにちは。始めまして。僕は
渋谷佐々です。今日から指導者。
宜しくお願い致します。」
うわああああああああああ。。。 負けたぁぁ。
目の前のこの人も、、、どの人も、いい男だ。。
見てくれ 迫力 別に何もされて無いのに
強い!! そう感じてしまう。。。
佐々
「よし。。。先ずは、部屋な。。」
俺の部屋は一階。。 6畳辺りかな?
しかし、、、綺麗。。。 ベッドだけがある。
佐々
「当たり前だけど、風呂、トイレ、共同。笑」
しっかし、、、見た目からして立派な我が家。。
なんだろう。。気持ちが、安心する。。。
にゃーん。。。 え?! 粋なり足元に来た。
かわいい💞。。 足元でゴロゴロし始めた。。。
佐々「大吉く〜ん。。笑笑笑 来たんかい。。」
「佐々さんの? 猫ですか? 」
「あははは。違うし。この家の猫よ〜。笑笑」
佐々さんは。猫を抱きながら、、、
「明日から俺と常に同じ行動をとれ。。
先ずは、挨拶。これ。。だから!基本は、、、
兎に角、俺を見て学べよ? それで分かるはず。」
そうなんだ。。。
「 はい。宜しくお願い致します。。」
頭を下げたんだ。。。
翌日から俺は雑踏な街ビルのテナントにある事務所にスーツで出向く。
佐々「僕達の仕事場だから。」
事務所で事務の仕事に就いた。社員として。
朝から晩まで働き、我が家に帰る。。。
普通に、、、サラリーマンだった、。。。気が付くと
板についていた。。
社内環境は明るく優しい雰囲気で。。。
気が付くとと、、俺が、笑ってた。。。。
嗤うではなく、、笑っていたんだよ。。。。。
気が付くと、、、半年程過ぎた辺りで、、、
佐々「晴矢!! 僕は、洋裁の専門学校に行くわあ。。 」
キラキラした顔で、満面の笑みな先輩が、俺に話してきてくれた。。
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