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妃香里と始めての日
俺んちで秀樹と確か渡にお勉強を教えて貰っていたんだよね。。。
きっかけは 妃香里だったんだ。。。
俺、確か夏休みだった。 秀樹と街ブラしてた日
秀樹が妃香里と同じクラスの瀧慎が一緒に歩いて
るのを見て俺に云ってきた。。。
ムッカあああああ。。
久しぶりに妃香里にムカついた
ナニアレ? つーか、、、近いし。。。。。
秀樹「 邪魔する? ムカつくだろ? 笑」
「 うん。 マジで。。ムカつく。。 本人から聞くから今日は帰る。。秀樹。誰かぶっ飛ばして帰ろう」 チーマーとこの後喧嘩しまくる。。。
随分と発散して、、、、。
この日から思えば変わったのかな?
渡「 憲一。 秀樹。 暴力は、今日迄にしとけ!! 勉強じゃないと教えない!!
格闘家じゃねんだから!! 」
俺と秀樹 「 。。。 分かりました。。 」
そこへ、手作りのクッキー持ってやって来た。。
妃香里「 お疲れ様です!! こんにちは〜!」
ヤクザ達 「ご苦労様です!!! お嬢様!」
妃香里は見た目が抜群に綺麗だった。。
だから、本当によくモテたし、一時期は芸能界へスカウトされたりもしていた。。
断ったと聞いたけどね。。
妃香里「 うわあ。。。 また、喧嘩かあ。。
勉強始めたと思えば、、、 喧嘩、喧嘩、喧嘩、、、、
痛そうな顔してさあ。。。 二人!?
ドMだね。」
渡「あははははははははははははははははは
そうかもなあ。 痛いの好きなんだから?!
あははははははははははははははははははは」
秀樹「 。。。妃香里!! お前、彼氏いる?」
渡「 そら、居るよなあ? いたっておかしかねえよなあ。 」
妃香里はかなり照れ顔。。 めっちゃかわいい💞
けど、、、、、、。 凄く ヤダった。。。
妃香里は「 も〜。清ちゃんも秀ちゃんも憲ちゃんも茶化さないでよ!! 笑笑笑笑笑笑笑」
プチンッッッッッッッ。。。俺の中のソウルが
キタコレ。。
憲一「 嫌、真面目に答えろ!! 彼氏なの?」
妃香里は真っ赤っ赤な顔してさあ。。。。。
「 どうしようか。。 と。。。 迷うかな。。。 」
秀樹 と 渡は、憲一が妃香里を好きな事は前から充分知っていた。。。
渡は黙る。。。
秀樹「 何だあ? 好きなのか? 迷うって?」
妃香里「だって。。。私達、受験生だよ!!
無理だな。。 勉強を優先!? だけど、、、、、。。。」
渡「 だけど何なのよ? 」
じれったいからつい口挟む。。 渡がいた。。。
妃香里はかなりモジモジしながら、、、、、
「 始めて云われたからさ。。。あんな真剣に。。」
渡は憲一の背中を叩いた。。
(堂々と云えるッてカッコイイよな?)耳打ちした。
秀樹「 ふ〜ん。。 つーか、妃香里はどこの学校受験すんの? 女子校? 共学? 」
妃香里は「 早乙女!! 」
憲一「ガキの時から云ってるよな?」
渡「 おぉ。。 母校だわ。。。 」
皆、、、 びっくり(・・;)
え!! ええええええええええええええええ
渡「頭が良くてヤンキーとか。。お洒落だろ?」
秀樹、憲一は今日はじめて分かりました。。
アウトローでも頭が良い!! 素敵!!!
そっちへ。。。 笑笑笑笑笑笑
憲一「 俺、早乙女受かるかな? 」
粋なり云うからね。。。
秀樹「 面白え! 行こうぜ!! 早乙女!!」
渡「 嫌。お前ら、バカだからかなり無理。。
だけど。。。まあ、、今更落ちたとこで、働くのは此処だからさ? 笑える〜。。
記念受験してみろよ? 落ちるけど。。間違いなく」
憲一 「死ぬ程勉強するから清ちゃん!!
お願い🙏 只管勉強教えてよ。。親父に頭下げるから!!」
びっくりした。。。渡、秀樹、妃香里。。
頭を、下げるとか、出来るんだね。。。
渡は、かなり、爆笑だった。。
「 よし。。死ぬ程勉強教えてやる?! やるなら、死ぬ程だからな? お前ら空っぽな頭なら入るだろ? 」
妃香里「 イヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤ。。。
貴方達。。。 。。。 早乙女でいいの??
あそこ、進学校だよ? 大丈夫なの?
無理せずに、、自分に合う学校がいいよ〜。。
私は、早乙女に行きたいから選んだ。。。」
秀樹「 俺も行きたいね。。」
妃香里「喧嘩をしたい学校じゃ無いんだよ?
秀ちゃん!! 暴力とは真反対な学校だよ?
いいの? 好きな暴力からかなり離れるよ?」
秀樹「 あはははははははははははははは。
暴力かぁ。。。 卒業かな。。。 ヤりたいなら
外で暴れまくるからいい。。 笑笑笑笑笑」
憲一「妃香里。。俺は、お前が行くから早乙女なんだよ。。 それしかない。。。 それだけ。。
Simpleだろう?」
笑窪を魅せて微笑んでいた。。 憲一が居る。
またまた、びっくりした、、渡と秀樹。。
妃香里「 私に合わせるとか愚の骨頂よ!!
ヤメなさい!! そうゆう意味なら尚更!?
何度も何度も云うよ?!
入ったら卒業!! そこは大切なんだよ。
中学みたいに行けばいいだけじゃダメ?!
苦痛な気がするよ? だって、嫌いでしょ?
真面目に○○する! なんて生活は?!
高校生にもなって暴れまくる憲一や秀樹を私は見たくない。」
渡「 そうだな。。エリート頭バッカリの中の
暴力で黙らすとか? 見っともねぇなぁ。。。笑」
憲一「 分かりました。。。受かればきっと、何かが変わる。。きっときっと変わるはずだ。。。
喧嘩は、やるだけやった感が有るから。。。
まあ。。記念受験するから!! 見てろよ?」
妃香里は呆れた顔していたな。。。
だけど。。。気が付くと、妃香里と一緒に勉強してた。。毎日、毎晩。
渡が数学の応用問題を俺らに出す。。。
妃香里すら悩むのに。。俺は応えてゆく。。何度も
妃香里「 たったの二ヶ月だよ? 凄いよ!!
憲一君は頭が良いんだよ!! 凄い!!」
やったね。。。妃香里に褒めて貰った。。
ガキの頃。思い返せば、いっつも「凄いね!!」
って言いながら満面の笑みを俺に向けてたんだよな。。 めっちゃ嬉しかったんだよ。。実は。。
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