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約束
憲一も秀樹もどんどん吸収してゆく。
分からない技術は動画でチェック。。。。。
勉強、部活、いつも一緒かのように。。。
そんな時だった
秀樹「そう云えば。今週、合コンあるよ。憲一。行く?俺行く
そろそろ、遊びも必要じゃね?」
憲一「 う う〜ん。。。 だな。。行く!」
合コンに行くと、早乙女の同じクラスの割と目立つ女子達がいた。。
板倉冴子 「やだ!黄桜君に、山際君!!」
新名彩「 話して見たかったあ。。 やったあ。」
憲一は、同じクラスの女には手は出さないと決めている。めんどくさいから。。
しかし、、、この合コンをきっかけに仲良くなってゆく。。
いつの間にか、冴子は、
「おはよう けんちゃん」
憲一「 はよ。冴子」と親しみがます。。。
冴子は憲一を好きになってしまう。。
彩は秀樹と付きあってゆく。。。
妃香里は女子バスケット部に入部していた。。。
そんなある日の練習試合
男子が丸一日体育館を使うため、女子は
男子の補佐をする事になるが、、これは、アミダで決まる。。
二階堂妃香里と、朝倉真実の一年生二人は、点数ボード係りにかり出された。。。
妃香里と真実は、早乙女側の点数を。
南山の点数は、南山の生徒が点数を。捲くる。。
南山の生徒が「 二階堂さん朝倉さん。可愛いとか云われない?」 点数だけ捲くればいいのに。。
妃香里や真実を見てやたらテンションが上がる南山の生徒二人。
妃香里は言われなれていたがために。。
「 ははは。ありがとうございます〜。あ!
点数!!入りましたよ!!」
と、かわしまくる。。。
スタメンで何気に出ていた憲一は、、、
タイムアウトの中でちら見していた。。。
妃香里を。。。
心がざわつく。。。。。
そんな時だった。。。
武「僕!点数つけに回ります!?」
粋なりゆう。。
監督「 は? 要らねえよ。二階堂が居るから」
武「え!! でも、 」
監督「試合に集中!! ゾーンプレスかけるよ?! 体力、気力、足止めるな?! 声かけ合おう!!」
ここから試合の流れが変わり、結果早乙女の勝利となった。
試合が終わると俺の視線は妃香里を探す。。。
ざわつく心が騒いだ。。。
点数捲りしていた四人が何やら楽しそうだったから。。。 イライラ。イライラする。。こうゆうの。
南山の生徒「二階堂さん!!連絡先とか、、、ダメ?」
何気に積極的な南山の生徒。。。
制服のポケットから携帯を取り出した。
憲一「 妃香里!! 来いよ!!」
オーラを纏いKINGが叫んだ。。
びっくり(・・;)した。 妃香里と南山の生徒。。
「 彼氏?! 黄桜君?! ワリィ。」
妃香里は凄く安心してしまった。。。
「 あははは。。あ。。そう。。あ。。彼氏居るって云えば良かった話しだよね。 ごめんなさい。」
南山の生徒「 あははは。いいよ。先に聞けば良かったあ。残念。。 笑笑笑笑笑」
真実「 妃香里!! 黄桜君のとこに行ってきな? なんか、、、スゲー、こっち見てるよ?」
妃香里「 え? あら。 本当。。つーか、こっち来なよねえ。 行ってくるね。。
南山の方! お疲れ様でしたあ!!」
妃香里は何となく嬉しかった。。憲一があの時
云ってくれなかったら、、、断るとか、どうしたらいいか分からなかったから。。。
続々と体育館を後にする中で憲一だけになる。。
妃香里はポニーテールヘアーで毛先が跳ねる。。
「 お疲れ様でした!! 」
憲一「 遅い!! 」
妃香里「 え!! 頑張って来たほう」
憲一「 好きだよ、。。 妃香里!! 」
妃香里 「 あ。。あり。ありがとう。。 」
憲一「 俺、彼女出来た。。 だから、最後な。」
妃香里は寂しかった。。 いきなり、最後と云われたから。。。 初めて気が付く。。。
「 やだ。。 」
呟いた。。 妃香里。。。
憲一「 なにが? なにが嫌? 」
「 最後とか、、、 云わないで。。 」
憲一「 最後だよ。。 もう、云えない。。 」
「 分かった。。 」
憲一「分かったんかあああああい 」
「 そりゃ分かるよ〜。 その人と充実してくれたらそれでいい。 じゃあ。。 さっきは、ありがとう!? ああやって、云われて、初めて分かった。 かわし方!! 学んだ。 憲一君のおかげだよ。。 頑張って!! さよなら。。」
踵を返そうとした妃香里の手をとった憲一。。
「 寂しいなら、どうして? 側に居たら良いだろう? なんで? いつも距離を開けちゃうの? いっつもそうだよなあ。。。
こっち見ない。。 妃香里は。。。絶対、こっち見てくれない!! 二人でいる時は可愛く笑う癖に!! 他の奴等と同等にしないで!!
俺を見てよ! 妃香里が 好きだ。。。」
ゆっくり妃香里は憲一をみた。まっすぐにとても澄んだ目を向けた妃香里がいた。。。
憲一は抱きしめてしまう。。
「やだ。。 付きあって。。 彼女になって下さい。
妃香里が好きなんだ。。 」
妃香里
「憲一君。。落ち着いて。。きくよ。。ちゃんと居るし聞いてる。 憲一君。。。 私、、、」
憲一
「好きな人ができたとか聞きたくない!!
ここに居るだろう?めっちゃイイ男が!!」
妃香里
「自分で云うよね〜。。
憲一君を好きになると気持ちが痛い。。
アタシはそうゆうのは疲れてしまう。。
穏やかな温かい風に当たるような、そんな人が私にはあう。。 そう思う。。
憲一君は、他の女子が居るだろうし。。
私じゃ無くて良いのよ。。 そう思うの。。」
憲一
「 俺をこれっぽっちも思わない? 」
妃香里
「 苦しいんだよ。。」
憲一
「 へ? 」
妃香里
「憲一君を思うと苦しい。ただただ苦しい。。
わかる? 私はそれ位に、、、、、、あなたが好き。」
憲一
「 大事にする。 大切にする。。 それは守るから。。 だから、側にいて。。 下さい。。」
妃香里
「 浮気しない? 約束出来るの?」
憲一
「 妃香里しか好きじゃない。。 」
妃香里
「 喧嘩、カツアゲ、万引き、脅し、下っ端使って嫌がらせとか私に浮気相手の相手させない?」
憲一
「 誰のはなし? 」
妃香里
「 あんただよ! あんた!!憲一君!!」
憲一
「俺は、喧嘩はしたけど、カツアゲは、あれは、友人が貧乏過ぎて可哀想だからだよ。万引きはあれは借りた。返したよ。ちゃんと!
下っ端ああああ?俺には友人は居るけどさ。
そんな人居ないよ?
浮気? 妃香里と付きあってないから浮気したことない。。 つーか、、俺の女の友達が、困ったちゃんだから、しっかり者な妃香里に相談しただけだよ?」
妃香里
「 確かに。。 そうか。。。 」
憲一
「 なあ。。彼女になれ? それでいいから。」
妃香里
「離してくれないね。。 たぶん? 」
憲一
「妃香里の父ちゃん。俺の親父。。相反するからな。。それだって、、有るんだろ? 」
妃香里は、、、とうとう、、、泣き出してしまう。。
「 うん。。。 ごめんなさい。。。
私には、、、、、。。。両親を、、大事にしたい。。。
ごめんなさい。。憲一君。。 傷つけたくない。。
憲一君を。。。 ごめんなさい。。。。。」
憲一は妃香里の涙を拭いた。。
「 バカヤロー。。謝るな。。悪いことしてない!! 妃香里は妃香里。。俺は俺。。
絶対に秘密!! 俺が大人になる迄。。
秘密で付き合えよ。。 妃香里には悪いけど、、、
俺以外で泣かせたくない。。」
妃香里
「本当に。。勝手だよ。。いつも、いっつも勝手だよね。。 考える。。しっかり考える。。
だから、、まだ、、待って。。。まだ、、、時間が欲しい。。 ごめんなさい。。。 」
憲一
「 誰とも付き合わないで。約束して? 」
妃香里は静かに頷いた。。。。。
憲一
「毎日、毎晩、メールしてくれよ。。 いい?」
妃香里は頷いた。。。 「 うん。分かった。」
こうして、憲一と妃香里は約束で繋がったのだった。。
完
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