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焦りを隠すように詰め寄ると、咲子は鼻の穴を膨らませて笑った。
「私? ふっふっふ……実はね、こないだ彼から婚約指輪プレゼントされちゃったんだもんねーっ!」
親友から語られた驚愕の事実。
軽くジャブを食らった綾乃は、かろうじてなんとか悪態をついてみせる。
「な、な、な、なんですってぇぇ?! そんなの聞いてない!」
ジャブにとどまらず、咲子の猛攻はやむことはなく……
「ふふふ……親友として一つ忠告しておいてあげるわ。……綾乃! あんた、今のままじゃ老化とともに男をキープするどころか自分の美しさすらキープできなくなって……やがては処女のままシワクチャのお婆ちゃんになって、孤独死しちゃうかもよぉ〜?!」
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