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クリスマスイブが嫌だった…
クリスマスが近づくとやりきれない想いが甦る…
それは義務教育であった九年間…
私は勉強が出来なかった…
成績はイチ、二、イチ、二であり5段階で「1」と「2」の行進であった。
皆んながワクワク楽しい…
12月24日クリスマスイブ…
でも私はその日が一番嫌だった…
その日は二学期の終業式…
先生から手渡される通信簿…
勉強が出来ない事を評価される時…
先生は成績の良い子には笑顔で…
私には無表情で通信簿を手渡され…
拒絶感から手が震え頭の中が真っ白になる…
楽しいはずのクリスマスイブ…
家路が遠く公園で時間をつぶし…
帰宅後、母親が私にかける言葉を想像する…
「どうしてこんな酷い成績なの?」
必ず母親はその言葉を私にかけるだろう…
その言葉を受け入れる覚悟が出来るまで…
帰宅するとこが出来ない…
それを私は九年間続けていた。
だから私はクリスマスイブが大嫌いだ…
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