死が二人を別つまで

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 水色の花の海で、青い瞳が私を見つめる。 「出会ってからずっと、君だけを想ってきた。そしてこれからも、どんなことがあろうと君を愛し、守り抜くと誓う。――どうか俺と、結婚して下さい」  一途に注がれる愛。告げられる真摯な言葉。まっすぐ私を見つめ、情熱的に求めてくる愛おしい人。  ――これ以上の幸せは、きっとこの世に存在しない。    瞳からはらりと、喜びの涙がこぼれる。  私は心からの笑みを浮かべ、シリウスの愛を受け取った。 「はい! よろこんで、お受けします!」  シリウスが大きく目を見開き、「アデル――!」と感極まった様子で私を抱きしめる。    私の肩に顔を埋め「うれしい……ありがとう」と呟く彼の声は、心から安堵したように少し震えていた。  こっそり彼の胸に手を当てると、心臓がドクドク爆走している。  ポーカーフェイスだから、あまり緊張していないように見えたけど。実はかなりドキドキしていたのかも……。 「私に断られるかと思った……?」と聞くと。  シリウスはちょっと顔を上げ「人生で一番緊張した。実は昨日、ほとんど眠れなかったんだ」と苦笑した。確かに、目の下にうっすらと隈が出来ている。
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