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第三章 体育祭は嫌われ者!?
「ふふふふふふふ、これからあなたたちの運勢を占いましょう。この水晶に耳を傾けてください。」
薄暗い部屋に1人の男と2人の女が向き合っていた。
「本当に当たりますの、芽依。」
咲希は隣に座っていた人にささやいた。
「当たる当たる!水晶占い知らないの?」
「何ですの水晶占いって。」
「水晶が未来やお告げをしてくれるらしいよ。それに鷹司家は占いとか霊感とかで有名じゃない。」
芽依は自信たっぷり言い返した。
「そうなんですの?知りませんでしたわ。でも本当に当たるのかしら、、、、」
「さぁ出ましたよぉぉぉ。皆様方、生徒会はもうすぐ大きな物に関わることになるでしょう。」
「大きなものって?」
「皆さん達を圧迫する怖ーい、怖ーい物がね。」
「怖いものって何ですか?」
「大きくて怖くてあなたたちが大嫌いなものです。」
「大きくて、怖〜い、怖〜いものです。」
「え、、、、」
「怖〜い、怖〜いものです。」
「いやぁぁあぁぁぁぁっぁぁぁぁぁぁ!!」
芽依は隣にいた咲希に抱きついた。
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