第三章 体育祭は嫌われ者!?

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「何これ!!!!!!!!!」 千秋は目の前の残骸に思わず声を上げた。 「中に誰も残ってないか?」 陽菜乃はまだ煙がそこから立ち上げているのにも関わらず中に入っていこうとした。 「陽菜乃!危ないよ!」 優と芽依は急いで手を掴み止めた。 「でも中に人がいたらどうするんだよ。みんな何も起きないとか言ってたのに、起きたじゃないか、っず、」 陽菜乃は泣き始めてしまった。 「これが近くに落ちていましたわ。」 咲希はまた紙を持ち上げながら言った。 「え、、、、、、」 そこには 『今すぐ体育祭を中止しろ。さもなければ学校を爆破する。この体育倉庫のように残骸になり生徒も教員も全員野垂れ死ぬだろう。』 「これは本気だな、、、、」 颯馬は低い声で言った。 ピーンポーンパーンポーン 「体育倉庫で火災が起きました。生徒の皆さんはただちにその場所から離れて身の安全を確保してください。校内に残っている生徒の皆さんはタブレットから学校に安全を報告してください。また生徒会に連絡です。生徒会の皆様も安全が確保でき次第すぐに校長室に来てください。」
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