万能サイボーグはグルメだけれども

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「俺は何でも食べられる。機械的でメカニカルな身体と、さらには植物の強かで柔軟な身体も手に入れたから。けれども、唯一これまで頂くことが叶ってないものがあるんだ」 「それは何かしら」 「人の心だ。頂くと言うよりは、心を奪うといったところか。俺にかかれば一生かけて味わうというのに」 「はぁ。愛おしく胸が苦しくなるこの恋の味を知らないなんて。私、貴方の味覚を換装したくなったわ」
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