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俺
アーダベルト・クレスティン
「あそこから出れないかな?(ヒソヒソ…)」
エディスの表情が明るくなった。
フレイル・エディス
「換気扇か…アリだね…
ちょっと開けて見てくれないかな…?(ヒソヒソ…)
ほら…おれより
おまえの方が長身だろ…(ヒソヒソ…)」
俺は頷き、換気扇のフタを外し
けんすいしてその中を覗くがあるのは
ぶっとくて、なんだか
よく分からないコードだけ…
人が入れるスペースは無いし
プロペラが回っていた。
ここからは出れないか…
俺
アーダベルト・クレスティン
「だめだ、違う場所を探そう…(ヒソヒソ…)」
そこからベッドの部屋に戻ってきた俺達…
自分が寝ていたベッドに腰掛けたら
ふくらはぎの裏側に風を感じ
俺は腕立て伏せをしながら
風を感じた方に視線を向ける…
フレイル・エディス
「おれもやろ~っと♪」
俺はエディスに視線を向けた。
俺
アーダベルト・クレスティン
「おい、見たか?ベッドの下の空間
奥の壁の方にダクトがある…(ヒソヒソ…)」
俺が下まで下がってる間に
エディスは上にあがる。
交互に上下に腕立てを繰り返す…
フレイル・エディス
「うん…そこからなら、出れるかもね…(ヒソヒソ…)」
俺
アーダベルト・クレスティン
「だけど…あの、鉄格子…外れるのか?
もっと近くでみたいな…(ヒソヒソ…)」
俺は…もう一度、ベッドの下をのぞく…
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