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床に倒れこんだ男だったが
呼吸を整えてる間に、また飛びかかってきたッ!
俺
アーダベルト・クレスティン
「うわあああッ」
馬乗りにされて、両手で抵抗する俺だが
暴れる男を止められないッ
感染者(男)
「ウガアアアッ!ガブッ!」
か、噛まれたッ
俺
アーダベルト・クレスティン
「ッ!?!?」
首筋に噛みつかれて
俺は男の胸ぐらをつかむッ
感染者(男)
「ゴクッ…」
吸血されて、血の気が引く…ッ
俺
アーダベルト・クレスティン
「く…ッ」
俺から吸血した感染者の男は
飛び退いて、苦しみ…吐血した!
感染者(男)
「ゴボボッ…カハァアッ!」
あおむけで倒れた男は空中に
手を伸ばして、服だけ残して灰になった!?
俺
アーダベルト・クレスティン
「な、なんだ…!?」
驚いた俺は慌てて起き上がって
エディスに視線を向ける…
エディスは倒れていたが
感染者の女は苦しみながら
立ったまま動かなくなった!
感染者(女)
「ャアアアッ!」
服だけ残して女も灰になる…ッ
フレイル・エディス
「え、うそ…な、なにがどうなって…?」
立ち上がったエディスと顔を見合わせた…
てか、噛みつかれたはずなのに
体もなんともないぞ…
噛まれた首筋に触れてみたが
傷跡も残ってないし、血も出ていない!
室内放送
「素晴らしい!治すというよりは
殺してしまったようだが…」
俺達は部屋の中を見回し
室内放送の相手がどこから見てるか探った。
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