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DV-01
ジュリアス・カイザー
「御前達、これからどこ行く?」
影の中で瞬きする紅い4つの瞳…
DV-02
アイーシャ・フェイルム
「私達は夜にならないと
動けないのですが…
貴殿方は行動できる。」
俺とエディスは顔を見合わせた。
俺
アーダベルト・クレスティン
「俺は家に帰りたい…
父さんと母さんに会いたいんだ
エディス、君も…帰りたいだろ?」
エディスは頷く…
DV-01
ジュリアス・カイザー
「なるほど、帰った後でもかまわないけど…
その血液…医療に役立てたいと思わないかい?」
……
俺
アーダベルト・クレスティン
「ま、まあ…俺達の血液から
ワクチンが作れるなら…役には立ちたい。」
影の中の目が細く笑んだ。
DV-01
ジュリアス・カイザー
「そうなんだね…それなら、この先の街の外れにある
疫病研究所にその血液を提供してほしい…
大丈夫、僕たちを無理矢理
監禁したあいつらとは違うから…」
俺は、エディスに顔を向ける。
フレイル・エディス
「そ、それなら…案内しろよ!」
今度は紅い瞳がお互いに向かい合う…
DV-01
ジュリアス・カイザー
「良いよね?フェルム…」
DV-02
アイーシャ・フェイルム
「はい、もちろん…昨晩
楽しませていただいた、お礼です。」
俺達は影の中の2人に視線を向ける。
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