11人が本棚に入れています
本棚に追加
/40ページ
俺
アーダベルト・クレスティン
「夜になってからで良いから
一緒に、その研究所に案内してくれ
帰るのは、その後で構わない。
ところで、その研究所は
君達とどういう関係なんだ?」
影の中の瞳がこちらに向けられた。
DV-01
ジュリアス・カイザー
「僕たちは、この先の街で無理矢理
あの施設に連れていかれた…
つまり、この先の街は僕たちの故郷。
フェルムは僕の幼なじみで
彼もその街の出身…
その外れにある研究所は、フェルムの
おじいさんが所長として住んでるのさ。」
なるほど…つまり
フェルムの祖父の研究所なのか…
フレイル・エディス
「まだ、おまえらがどんな奴らか分からないけど…
悪い奴じゃないってのは分かるよ。
おまえらも、あの政府の野郎に
そんな姿にされたんだもんね……」
影の中の2人が目を細めてる。
DV-02
アイーシャ・フェイルム
「私のお祖父さんは誰よりもはやく
ワクチンの研究を始めました…
きっと、半分は完成してるでしょう
あとは貴殿方の協力が必要です。
夜になったら出発しましょう。」
俺達は頷いた!
俺
アーダベルト・クレスティン
「わかった!あ、そうだ…
俺達が持ってきた食料は?」
影の中の紅い瞳が瞬きした。
DV-01
ジュリアス・カイザー
「それなら、僕たちが保管してる…
それも…夜になったら渡すよ。」
う~腹が減ってきたところなのに…
仕方ない、夜まで頑張ろう。
最初のコメントを投稿しよう!