‡謎の施設にて(初日)‡

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歯を食い縛りながら、激痛に耐えるッ くッ、刻印ってこういうことだったのか… やっと、熱せられた鉄が離れて 床の上に放り投げられ 俺は床に叩きつけられた… 俺 アーダベルト・クレスティン 「くッ…ハァハァ…(汗」 俺は右腕に刻まれローマ字と数字を かすんだ目で見つめる… フレイル・エディス 「ァアアアッ!」 エディスの叫び声が聞こえたあと 俺の隣に…投げ飛ばされたエディスが倒れこんできた 俺 アーダベルト・クレスティン 「え、エディス…大丈夫か…」 乱れた呼吸を整えながら 倒れたまま、エディスを見つめる… フレイル・エディス 「ぅう…ハアハア… な、なんとか…大丈夫…」 無理矢理、立たされた俺達は 支えられつつ廊下を歩かされた… 今度は俺達をどこに連れていく気だ もういやだ…帰りたい…… 父さんと母さんは無事なのだろうか… でもまあ…猟師の父さんのことだ きっと、しっかり… 母さんを守ってくれてるはずだ。 薄れ行く意識の中、廊下をどう歩いたのか 見覚えある金網の扉が たくさんある場所にたどり着く… 俺 アーダベルト・クレスティン 「こ、ここは…」 開かれた金網の扉 そこに俺達は押し込まれた… フレイル・エディス 「おれら、戻ってこれたんだね…」 床に投げ飛ばされた俺達 それぞれベッドの上に這い上がって… そこで…俺は力尽きた…………
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